はいどーも、花粉撲滅マンです!(どうにかしてくれ
最近ずーっとですが、AIの話題で持ちきりですよね。ChatGPTとか、Claudeとか、Llamaもそうだし、手法としてもMCPとか、、、もう名前を聞くだけでも大変な状況です
そんな中で当然「AIがエンジニアの仕事を奪う!」みたいな話も聞くようになってきます
実際「CLINEでコード書いてもらったら爆速で開発できた」とか「AIに設計書作ってもらったら楽だったわー」みたいな話も増えてきているので、ちょっと考えてみたくなりました
今日はそんな状況の中で「ソリューションアーキテクト(SA)」という役割は今後どうなっていくんだろう?という話をつらつらと書いていきたいと思います。
AIってコード書くの上手になったよね
まずは現状認識です
AIは本当にコードを書くのが上手になりました。単純なHTMLやCSS、JavaScriptなどのフロントエンド周りから、PythonやJavaなどのバックエンド処理、さらにはインフラのIaCコードまで、かなりの精度で生成してくれます。特にプロンプトエンジニアリングのテクニックが進歩してからは、より正確なコードを生成できるようになりました。
小規模なプロジェクトであれば、ほぼAIだけでコーディングが完結する、なんてこともあり得る状況です。
「それってSAいらなくね?」
という声が聞こえてきそうですが、そんなことはないと思うんですよね。むしろ、AI時代だからこそSAの価値はもっと上がる、とまではいわないのですが、AI時代のSAもあるんじゃないかと思いました
SAが持つべき「AI時代の三種の神器」
AI時代のSAが持つべき価値ってなんなのか?色々考えてみたんですが、ざっくり三つにまとめるとこんな感じ?
1. ビジネス理解とコンテキスト統合力
AIはすごいですが、ビジネスの文脈や組織の目標、過去の経緯を完全に理解するのはまだまだ難しいです。AIに「このビジネスに最適なアーキテクチャを考えて」と言っても、表面的な回答しか返ってこないわけです。
SAの価値は、クライアントのビジネスを深く理解し、テクノロジーとビジネスの橋渡しをする能力にあります。「このビジネスにはこういうアーキテクチャが合うよね」という判断は、技術だけでなくビジネスの文脈を理解していないとできません。
2. トレードオフ判断能力
システム設計って結局トレードオフの連続なんですよね。コスト、パフォーマンス、セキュリティ、可用性、拡張性、開発速度、、、すべてを100点満点にするのは不可能で、どこに重点を置くかの判断が必要です。
AIはオプションを提示することはできますが、最終的な判断は人間がしなければなりません。特に組織の状況や予算、リソースなどの制約を考慮した上での判断は、SAの経験やそれに基づく直感に依存する部分も多分にあります。
「このトレードオフを受け入れるならこっちのアーキテクチャ、別のトレードオフを受け入れるならこっちのアーキテクチャ」
この判断こそがSAの腕の見せどころですよね。
3. 人間関係構築と合意形成能力
アーキテクチャを設計するだけがSAの仕事ではありません。むしろ、様々なステークホルダーとの関係を構築し、技術的な選択について合意を形成することが重要な役割です。
AIはコミュニケーションが上手くなってきていますが、複数の関係者の間に入って微妙な利害の調整をしたり、時には率直にお話ししたりする能力は、まだまだ人間の方が上です。
「このアーキテクチャだとこのチームは楽になるけど、あのチームは大変になるな。じゃあどうやってお話するといいのかな、、、」
みたいな思考と行動は、きっとまだAIよりも人間の方が得意ですよね。
AIを味方につけて仕事を進化させよう
言いたいことは、これらの能力を活かしつつ、AIをうまく使いこなすことでSAの仕事自体も進化できるということです。
例えば、AIを使って複数のアーキテクチャのオプションを素早く生成し、それをたたき台にしてクライアントと議論を進めるとか。あるいは、AIにドキュメント作成の下準備をさせて、SAはより価値の高い思考や対話に時間を使うとか。
こういうAIとの協業モデルを確立できたSAは、そうでないSAと比べて圧倒的な生産性の差が出るんじゃないかなと思います。
AIに負けないためにやっておくと良いこと?
じゃあ、SAとしてAI時代を生き抜くために何をすべきか?いくつかヒントになりそうな事を挙げておきます。
- ビジネス理解を深める: 技術だけでなく、ビジネスモデルやビジネス戦略についての理解を深めましょう。業界知識も大事です。
- トレードオフを意識的に考える訓練: システム設計の際に、常に複数の選択肢とそのトレードオフを明示的に考え、判断の理由を説明できるようにしましょう。
- コミュニケーション能力の向上: 技術的な内容を非技術者にも伝える能力や、異なる立場の人々の間で合意を形成する能力を磨きましょう。
- AIリテラシーの向上: AIツールを使いこなし、その限界も理解した上で、自分の仕事にどう取り入れるかを考えましょう。
- 天元突破するスキルを持つ: 幅広い知識と、少なくとも一つの専門分野を持つことで、AIとの差別化を図りましょう。(いわゆるT型?ってやつ?)
そんなこんなで
結局のところ、今のところAIは非常に万能なツールであって、SAの仕事を奪うものではないと思います。むしろ、AIを使いこなすことで、よりクリエイティブで戦略的な仕事に集中できるようになるはず、、、!
大事なのは、AIができることとできないことを見極め、自分の強みをどう発揮するかを考えることではないでしょうか。
「AIにコード書かせて、ソリューションアーキテクトはもっと本質的な部分に集中する」
こんな未来が、そう遠くないところに来ているような気がします。
みなさんはどう思いますか?AIとSAの関係について、ぜひ意見を聞かせてください!
ではでは、今日はこのへんで!





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